皆さん「ねんきんネット」はご存じですか。
日本年金機構が運営する「ねんきんネット」では、
過去の年金納付状況を把握したり、未来の年金額を試算したりすることができます。
いったい、いくら年金をもらえるんだろう。
フルタイム正社員で働き続けた場合の試算がしてみたい!
いくらくらい年金がもらえるかを把握することで、
老後のプランを立てやすくなりますね。
令和元年の厚生労働省による老齢年金受給者実態調査によると、
平均年金月額は14万6千円となっています。
「ねんきんネット」を使えば、様々なパターンで年金額のシュミレーションをすることができます。
さっそく紹介していきます!
「ねんきんネット」トップページはこのような感じ。
「ねんきんネット」の主な機能は、
などです。私達がメインで使用する機能としては、
年金記録の確認と、将来の年金額ですね!
サイト構成もシンプルで分かりやすい!
将来の年金額を試算する
こちらが年金額の試算画面です。
年金受給額は計算式でも算出できるのですが、
このサイトを利用するメリットは、様々なパターンでシュミレーションを保存できること。
具体的には、
など、様々な想定をもとに、パターンを5件まで登録できるのです。
入力画面は以下の手順ですすめていきます。
①今後の職業などの設定
今後の職業などの設定では、
・今の職業を継続するのかどうか
・継続するとしたら何年継続するのか
・転職した場合の給与水準の目安
といった、年金試算のベースになる情報を記入していきます。
将来年金額は給与収入や厚生年金加入期間によっても変わってきますね!
②受給開始年齢の設定
受給開始年齢の設定では、
繰上げ支給・繰り下げ支給についての設定をおこないます。
繰上げ支給は、「年金を65歳になる前からうけとりたい!」という場合の制度で、
減額率は、0.5%×繰上げ請求月から65歳に達する日の前月までの月数となっています。
逆に、繰り下げ支給は、「年金は66歳以降の受給で大丈夫」という場合の制度。
増額率は、65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数×0.007となっています。
老後の生活資金に余裕がある場合は検討してみても良い制度ですね!
③国民年金保険料の納付等に関する設定
ここでは、学生時に納付猶予を受けていたなど、
今からでも追納可能な月数を確認することができます。
(上の画像の場合は、11か月分が追加で納付可能なことが分かります。)
また、追納をした場合の想定でシュミレーションを作成することが可能です。
④試算する
ここまで入力完了すると、いよいよ試算にすすみます。
パターンに名前をつけて、5つまで保存が可能です。
ちなみに、えみりっちは、今の給与水準のまま、
フルタイム正社員で60歳まで働いたとしても、想定年金月額は14万円以下・・・
確定拠出年金を検討する際にも参考にできるシュミレーションですね。
子育てなど、もしフルタイムで働けない期間ができると更に減少するため、少し不安な金額です。
まとめ
今回は「ねんきんネット」で、
将来の年金見込み額を試算する方法についてご紹介しました。
「ねんきんネット」なら、
・もし仕事を辞めて扶養に入った場合は?
・繰上げ支給で年金受給年齢を引き上げた場合は?
・あと数年働いてその後個人事業主となった場合は?
・転職して年収UPした場合は?
など、様々なシュミレーションができることが魅力的ですね。
ぜひ将来の計画をたてる参考にしてみてください。
ねんきんネットHP:https://www.nenkin.go.jp/n_net/
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